研修医日記

研修医日記vol8 国家試験知識を無駄にしない

キタドクです。

昨日はvol9だったのにvol8飛ばしていたのでvol8にしてみました。

今日のタイトルは国家試験知識を無駄にしない!がテーマです。

個人情報保護の観点から症例はすっごく適当にごまかします。

国家試験的に、骨転移にはどんな種類があるでしょうか?

造骨性、溶骨性の大きく二つにわかれますね。これに、骨梁型転移、混合型転移を加えて4型に分けるようですが、国試的には前の二つが重要ですね。

そして、骨転移の多くは溶骨性転移がメインで、画像上は骨梁が吸収され、白かった部分がなくなっていく所見が見られますね。骨がもろくなり、骨折しやすいタイプです。

一方の造骨性は、むしろ骨形成が強くなるタイプですね。これは、国家試験的にまずは前立腺がんを覚えましょう。

今回僕が見たCTは、腰痛で骨がもろくなってそう。CTを撮って精査!という症例でした。

そして、胸部~骨盤までのCTを見ました。女性です。

どうも、骨折ではなさそうで骨が喰われたように黒く抜けていました。これは腫瘍の転移か。といった予想のもと、原発巣があるかもしれないとCTを見始めます。

確かに骨盤内には腫瘤性病変がありましたが、どうにも悪そうに見えませんでした。

え、これでこんな骨溶けるくらい転移する?良性の可能性もあるのに?と。

溶骨性転移は研修医歴2週間の僕がみてもわかるくらいはっきりとしていました。

そのため、いったん落ち着いてこれが国家試験の問題だったら。と考えました。

もしや乳癌?そう思い、CTの胸部のところにあわせました。すると…

なんとspiculaを伴う結節性の陰影を見つけました。

国試勉強…捨てたものじゃないなと思った瞬間です。

なにが言いたいかと言うと、画像をてきとうに読むと初心者は見逃してしまう可能性が高くなりますね。

できる研修医なら…とかお前は偉そうに何を言っているんだ、とかそんな議論はいりません。

画像を読むときも決め打ちはしてはいけませんが、可能性があるところを考えてそこをなめまわすように見ると勉強になりそう!というお話なのです。

そして、研修一か月目の頭の中で考えられる可能性は、国試勉強が広げてくれます。

捨てたもんじゃないですね!!!!

 

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