看護国試応援プロジェクト(仮)

キタドクが看護学生と学ぶプロジェクト(仮)始動

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キタドクです。

国家試験の勉強中、キタドクは看護学生さんの手助けができたらなぁとふと思いました。

きっかけは国家試験の勉強をしている時に看護師の国家試験対策記事を読んだことです。

その記事に関しては明日紹介します。

実際に看護学生さんがどういう勉強をしてきたかはわかりません。

看護学生さんの勉強の大部分は基本的に患者さんへの接し方やケア、看護計画やリスクマネジメント等そういった方向にあると思っています。

個別の疾患や治療がメインの医学生とは勉強する方向性が少し違いますね。

しかし看護学生さんも病気や検査値について知っていた方が良く、医学生も看護師さんがどういう勉強をしてきたのか知った方がよいと考えます。

そのため、「学ぶ」と銘打ちました。

キタドクによる看護師国家試験対策プロジェクト(仮)のスタートです!


早速ですが

先日行われた107回看護師国家試験の問題を見てみましょう。

症例の答えがヘノッホ・シェーンライン紫斑病(IgA血管炎)だと分かった上で、それを示唆する部分を赤字にしてみたいと思います。以下、紫斑病と書きますね


A君(13歳男子

二週間前から下腿の紫斑、腹痛、膝関節の疼痛が出現近くのクリニックを受診した。

血尿およびタンパク尿も認められたため、病院を紹介され受診。既往歴家族歴に特記事項はない。

身体所見と検査所見です。

考えられる疾患はどれか

  1. 川崎病

  2. 血友病A

  3. 急性リンパ性白血病

  4. 全身性エリトマトーデス(SLE)

  5. ヘノッホ・シェーンライン紫斑病


国家試験の勉強をある程度した医学生は、反射が鍛えられています。

一行目を見てみてください。真っ赤ですね。これは実際の国家試験で出ても紫斑病を選びたくなるキーワードの並びです。

実臨床はまた話は別ですが、一行目の時点では医学生ならば紫斑病を疑うでしょう。

さて。身体所見に関しては概ね問題ないでしょう。あとのために、発熱がないことをチェックしておきます。


検査値に関しては、国試問題を解く上では素直に受け取るのが大事ですね。

実臨床では患者さんがなんの病気であるかはわからないためいろいろな可能性を模索します。

そのため実習でボロボロにされた学生はたくさんいることでしょう。僕ももちろんその一人です。

が、国試は違いますね。一つの問題、一つの疾患がほとんどですね。

では、どのように勉強するのがいいのか。このプロジェクトの合言葉は…

「細かいことはまずいいや」

にします。

細かいところは後回し、まずは全体像をつかんでいきましょう!

そこから徐々に応用させていくというのは大事な勉強法だと思います。

苦手意識を取り除いたらアセスメントが楽しくなるはずということですね。

今回のアセスメントのポイント

青字は問題なし、赤字は要チェック)

赤血球、白血球、血小板、PT、APTTは基準範囲内

クレアチニンは1.0以下、CRPも1.0以下、抗核抗体陰性

アルブミンは4.0以下

アルブミンについてはこちら

アルブミンは肝臓で作られているタンパク質ですね。

血漿浸透圧と言って、血液の濃さを維持するのに重要な役割を果たしています。

アルブミンの基準値は4.0以上となっており、軽度低下ですね。

糸球体に問題があると尿に出て行ってしまうのです。

アルブミンが下がる原因としては他にも肝臓が悪かったり栄養不良などもあるため、その線も考えないことはないのですが…。次に進んでみましょう。

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補体や抗核抗体については、今回は説明を割愛させていただきます。SLEを除外するための検査検査値だと思います。

尿所見ですね。

蛋白3+   鮮血2+  赤血球50〜99/1視野

今回のテーマは、解説を省いて医師見習いの解釈を伝えることなので簡単に言うと「糸球体がやられていそうです」


これらをふまえ、簡単に選択肢を切っていきます。

一つ一つの疾患を説明していると難しくなるので、簡単にいきます。

  • 川崎病はまず臨床経過が違いますね。更に熱も上がっていません。川崎病は血管炎です。したがって紫斑病を合併することも知られています。しかしそれは川崎病ではありません。川崎病に合併した紫斑病です。受験時はこういった考えすぎでミスをすることは多々ありますね。

  • 血友病は血を固める凝固の異常です。血が固まりにくくなりますね。細かいことは今度にしましょう。血友病Aではプロトロンビン時間に影響ができます。紫斑がでる可能性もあり、関節内に出血することもありますが、やはりメインの症状は出血になってくるはずです。その点から切ります。

  • 急性リンパ性白血病は小児の重要疾患ですね。血を作る工場で異常が起こっているため、正常な造血ができなくなります。したがって血小板が作られなくなり、紫斑ができることはありえます。受験テクニックです。この人血液の血算に関して情報が少ないと思いませんか?基準範囲内のデータが少しあるだけですね。やはり白血病なのに血液データがこれしかないのは変だな。と思うところです。血液に異常が出てないため選びづらい選択肢ですね。

そしてSLEと紫斑病ですね

  • SLEに関しては看護国試においても常連のようですね。さくっと切りましょう。おそらく抗核抗体陰性で補体の下がっていない小児の男児のSLEは出題されないと思います。SLEに関してはまた第二弾で問題を扱いますね。

実際のところ、本当にわからないときは僕なら紫斑が出てるから紫斑病だろうと5を選びます。

そしてみなさんに気づいて欲しいのは、一見全く関係なさそうな選択肢は実は紫斑を犯す可能性がある疾患だということです。

この症例問題をしっかり勉強すれば、有名な疾患を三つも四つも吸収できます。

国試問題を味わうということであり、答えがEね。という勉強よりはるかに効率的であると考えます。

この問題はツイッターで大騒ぎになっていましたけど、その中の人も何だかんだ5番を選んでいると思うんですがどうなんでしょう。

ちなみに、医師国家試験的には、シェーンラインヘノッホ紫斑病(IgA血管炎)は頻出疾患の1つです。

先日紹介したメシュランでも☆☆となっていますね。

僕らもA問題の1問目。半分くらいの人がそんな疾患しらないわ、それが答えかよ!!!ってなってました。

国試がおわって授業プリントをかたづけていたら尿素系の先天性代謝異常で一番多いと赤線引いていました。先生ごめんなさい。

そういった問題を見た時に自分でアセスメントをできる力をつけるべく。

看護学生が普段勉強できない検査値や疾患についての解説をできれば来年以降の国試の手助けになることができるのではないかと思いました。


ということで、これから一年間かけて来年受験生の看護学生の手助けとなる記事も書いていきたいと思います。

医学生にはネット授業があるためみんな同じ勉強ができますが看護では仕組みが整っていない印象です。

実習を控えた学生さんや、国試の勉強を始める皆さん。

一緒にいいコンテンツをつくりあげていきましょう。

こういうことが苦手なんですけど、こんな内容取り扱ってほしい!等ありましたら随時ツイッターで募集しています。気軽にメッセージ飛ばしてくださいね。

では、次回に続きます。

看護学生応援プロジェクトに関しては、後輩から聞いた意見やキタドクの勝手なイメージがふくまれています。

実際はこうだよ。等意見ありましたらぜひ教えてください。合格目指してよりよいものをつくりあげましょう!

もし少しでも続きが見たいと思ってくださったら、記事を他の人にも読んでいただけるよう拡散の程お願い致します。

今日のまとめ

  • キタドクによる看護学生応援プロジェクト始動

  • 検査値や疾患等勉強しづらいところをサポート

  • みんなの意見でいいものを作りたい!

  • おたよりはtwitterまで!

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