看護国試応援プロジェクト(仮)

プロジェクト始動のきっかけ

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キタドクです。

ブログという形になりましたが、僕がこういった看護学生と学ぶ企画を考えるきっかけになったのはとある記事を読んだからでした。

偶然にも僕が使用しているQB onlineの会社であるmedic media社の出しているものでした。

記事は最後にURLを貼ります。

記事の内容は、第106回(つまり去年)の合格者と不合格者の正答率の差が大きかった問題。

つまり、合否をわけた一問を紹介しているものでした。

看護学生さんはこういった記事を読むのもいいかもしれません。

が、まずは僕の記事を読んでくださいね!笑

では、早速一問を紹介しましょう。


第106回

次の文を読み〔問題119〕、〔問題120〕の問いに答えよ。

Aさん(32歳、女性)は、営業で外出の多い業務を担当している。1か月前から発熱、倦怠感、関節痛および顔面の紅斑が出現し、近くの医療機関を受診したところ全身性エリテマトーデスと診断され治療目的で入院した。入院時所見は身長160 cm、体重55 kg。血圧142/80 mmHg。血液検査データは、白血球4,400/μL、血小板17.5万/μL、Hb12.5 g/dL、クレアチニン2.5 mg/dL、抗核抗体は陽性であった。

〔問題119〕

入院時のアセスメントで正しいのはどれか。

  1. 貧血

  2. 出血傾向

  3. 易感染状態

  4. 腎機能低下

 〔問題120〕

Aさんはプレドニゾロン60 mg/日のステロイド治療が開始となった。説明で適切なのはどれか。

  1. 「食事の制限はありません」

  2. 「倦怠感が強いときは薬の中止を検討します」

  3. 「薬の影響で気分が大きく変動するかもしれません」

  4. 「職場復帰に備えて天気の良い日は散歩しましょう」

  5. 「治療で病状が改善すると抗核抗体が陰性になります」

 

こちらの問題です。

SLEは医師国家試験においては、☆☆☆の頻出疾患であるため、知らない受験生はいないでしょう。

しかし、SLEは6万人となっているため実際に患者さんと触れる機会があった学生は少ないと思います。僕もありません。(24年度、難病情報センター)今回はSLEについては知らなかったとしましょう。

主訴についてはSLEを知らない前提なので飛ばしましょう。

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若年女性なのに血圧が140超えてるな。BMI21ちょっと。

肥満ではないからもしかしたら何か原因があるかもしれないな、とアセスメントします。

まずは、やはりどの医療職でも基本バイタルは抑えるべきです。

収縮期血圧/拡張期血圧が、140/90のどちらかを超えた場合に高血圧となります。

ここで高血圧かどうかはさほど問題ではありませんが、日頃からやっておくと後々得をすると思いますので、癖をつけましょう。

この血圧は、たまたま高かったのかもしれません(白衣高血圧等)し、腎障害の影響で普段から高いのかもしれません、最近高くなったのかもしれません。よってこういった境目の値だと一回の測定では何とも言えませんね。

そして、血液データは確実に基準値を覚えましょう。看護の国試ではよく赤血球、白血球の値を使った問題が出ています。

白血球は、範囲の幅が比較的広いですが、4000-9000と覚えましょう。

そして赤血球。正常範囲に男女差がありますね。こういったものを、男女それぞれガチっと覚えようとすると挫折しがちですね。まずはざっくりと、女性が400万~500万、男性はちょっと多い。最初はこれでOKです。

Hbは重要な値なのでしっかりと数値を覚えたいところです。が、とりあえず12を切ったら貧血傾向だな、と言うことにしましょう。そしてこちらも男性の方が若干基準値が高いです。男性は血の気が多いわけですね。

次に血小板ですね。こいつもまた幅が広いです。15-40と言われています。

これを当てはめると、血算は問題がなさそうですね。

クレアチニン2.5ね、へぇ…。ん、2.5?腎機能悪いね。

となるわけですね。抗核抗体というのはSLEなどの膠原病で陽性となる検査項目です。

細かいことは置いておきましょう。

問題に戻ると、聞かれているのは入院時のアセスメント。

つまりこの患者さんに実際に起こっているのはどれかという問題ですので腎機能低下が答えですね。

medic media社の記事によると、合格者の正答率は75%、不合格者の正答率は32%だったらしいです。誤答選択肢では易感染性が多かったようです。

ちなみに次の問題についてはこちら
ステロイド治療をするにあたり、糖尿病の恐れがあるため食事制限は必要で、プレドニゾロン60mg/日を急に中止することは絶対にしてはいけませんね。副腎クリーゼといって、死に至る可能性のある病態を引き起こしてしまいます。
3番が正解で、ステロイドの重要な合併症にはステロイド精神病もありましたね。
天気のいい日に散歩は日光過敏のあるSLE患者さんには勧めないでしょう。
5番に関しては、ステロイドをやめたら再発する疾患ですね。陰性にはなりませんね。

問題としては120番の方が難しい気がします。

 

しかし、119番が割れ問となったのには理由があるでしょう。

それは、検査値を苦手としている看護学生がいるというわけですね。

そして、選択肢の内容は。実はSLEではすべて起こります。

貧血も。出血傾向も、易感染も全部起こります。

そのためSLEでは

「たしかこれが起こるから……。あ、易感染があるじゃん!他はわかんないけど白血球下がってそうだし」となってしまうわけですね。

選択肢にはそれが書かれる意味があります。

選択肢は素人が適当に考えているわけではありません。関連があるものをおいてあるわけですね。

次回以降でも、選択肢の考え方については記載していきます。

参考記事
https://www.medicmedia-kango.com/2017/08/7804/

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